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トップページ > ユーザボイス ユーザボイス研究室探訪 (2010年5月28日 記) 氏名 : 根本 敏則(ねもと としのり) 根本教授には、交通経済学のご専門で学会設立以来、学会と会員は、学際的なP2M研究のご指導にご尽力いただいております。先生のご専門は、我が国の社会経済の発展にとり国内の物流、商流、地域活性化、アジア貿易にとり重要な学術領域です。この度、学会では会員のご紹介や活動をご紹介すべくインタビューを行い、動画にてお知らせすることにいたしました。ご覧いただき学会に参加されることを奨励いたします。
撮影場所 : 国立市本校キャンパス 研究室探訪 (2006年4月 記)
氏名 : 根本 敏則(ねもと としのり) 根本研究室の紹介: 商学研究科では、基本的にどのようにすれば市場や企業がうまく機能するかを研究していますが、市場にまかせていてはうまく供給できない財・サービスがあります。そこで、政府が税金を使って直接供給したり、規制を強化したり緩和したりしながら、市場がうまく働くように調整する必要があります。 学会参加の動機、学会研究会への期待について: 異分野の方々との交流
企業探訪 (2006年4月 記)氏名 : 新野 毅 経歴: 電力プラント発電設備ビジネスに30年間従事。最近は、グローバル市場でどう事業品質を向上させるかについて重点的に取り組んでいる。特に、プロジェクトライフサイクルの最上流における「プロジェクトの立ち上げやビジネス戦略構築でのメソドロジ創出」、「プロジェクト・ポートフォリオや正当性の評価手法」、「契約リスクの精査と是正手法」、「ビジネスナレッジの反映」など、近年の経験希薄な若年プロジェクトマネジャに対しての、暗黙値領域の組織内効果的伝承についての活動を実施中。 学会参加の動機: P2Mの考え方、理論・知識体系を参考として、強靭な若年層プロジェクトマネジャの育成と増殖を図りたい。P2Mは、プログラムマネジメント起点の体系的戦略企画能力向上に有効と考えている。 学会研究会への期待について: 自由度が大きく極めて広範なアプローチが許容された研究会運営方針は、これまでにない「価値創造」と成果物の捕らえ方を示唆してくれるものと期待している。 春季大会への期待について: 世の中へP2M知識体系を機軸とした研究宣言ストローク発信をする記念するべき第一回研究発表大会であり、その起爆剤としての意義に大きな期待を持っている。 * * * * * 氏名 : 田隈 広紀 (たくま ひろのり) 学会参加の動機: 西尾先生にお誘いいただきこの学会を知りました。 大学で勉強したP2Mがどのように実践されているかをいち早く知りたいと思い参加させていただきました。 学会研究会への期待について: 研究から得たものを積極的に自分の仕事に応用し、成果を出したいと考えています。 春季大会への期待について: 現在、システムを横断した運用改善ノウハウの蓄積を促す仕組みづくりを行っているので関連する議論が高まることを期待しています。 * * * * * 氏名 : 武内 誠一(たけうち せいいち) 経歴: 約20年間、官庁のシステム受託開発に従事。開発マネジメントは、ウォーターホール型開発プロセスを基本としてきた。 学会へ参加された動機: P2Mを世に送り出す者と利用する者が、それぞれの立場においてP2Mの継続的発展に努めることが、マネジメント標準として確立するための基盤になると思われるため。 学会研究会への期待について:理想とする全体最適化のミッションと相反するシーンが多々見受けられる現実のビジネスの場において、プロジェクトを成功へと導くためにP2Mの知識体系は、どのような形で生かされるべきか、具体的実践論で示して頂ければ幸いです。 春季大会への期待について: P2Mの知識体系の習得から使命達成型職業人としての実践力形成までの過程を様々な事例を通して、発表してほしい。 * * * * * 氏名 : 大林 秀仁(おおばやし ひでひと) 学会参加の動機: 当社の事業展開においては最先端技術のたゆまない追求による顧客価値の実現を 目指している。この実現のため種々の製品開発プロジェクトを同時進行で進めて いる。プロジェクト管理手法の教育は主にOJTによる社内伝承を中心として行っ ているが、この方法での限界も感じている。そこでプロジェクトのスムーズな展 開のための標準手法の獲得、他社におけるbkm(ベストノウンメソード)の学 習を目的として参加した。 学会活動への期待: 国際P2M学会に一番期待することは、P2Mに関する理論、実践例を具体的に 報告する場(学会誌、フォーラムなど)を活性化していただきたいということで ある。これによって、実務に活用できる知恵を共有できればありがたい。この活 動をとおして、P2Mの思想に基づく実現場での開発、製造活動の国際的な競争 力が向上することを期待している。あわせて、研究・実践の成果交流を通じ、次 代を担う人材の育成に寄与していただきたい。又、従来、日本においては社会科 学系と理工学系との知識・人材交流はあまり活発でなかったとの印象を持ってい る。今後の会社経営においてはこの活性化が重要と考えており、この面での国際 P2M学会のユニークな活動にも期待したい。 * * * * * 氏名 : 南野 猛(みなみの たけし) 学会参加の動機: 小原先生に誘われたので参加しました。小原先生とはリール、ロンドン、グラス ゴー、モスクワやキエフにご一緒した。 学会活動への期待: 最近、プロジェクトマネジメントに限界を感じている。プログラムマネジメント と、それ以前に将来構想のスケッチを描くことが大切だと考えている。ITの領 域は複雑化と変化がキーワードになっており、これに対応する方法の一つは、図 などにして可視化することだと考える。変化に対応できるIT計画を立案できる アーキテクチャを追い求めて行きたい。 * * * * * 氏名 : 加藤 栄樹(かとう しげき) 学会参加の動機: 「プログラム・マネジメント」−この言葉に出会ったのが今から30年近く前に なります。大学を卒業後コンピュータメーカにシステムエンジニアとして入社 し、バンキングオンラインシステム、MIS(経営情報システム)など経験後、 20代後半に配属された組織名がまさに「プログラムマネジメント室」でした。 当時の(1980年代初め)日本国内のビジネスの場面ではPM室?プログラムとは 何?プログラム・マネジヤーは何をするの?との質問が多く、お客様に最初にお 会いした時は、まずプログラムの説明が必要でした。その後20年近くたち、 P2Mのプログラムという言葉に再会し、改めて、P2Mの勉強をさせて頂き PMSの資格を取らせて頂きました。プログラム・プロジェクト・マネジメント はこれまでも私の仕事の基盤でしたが、体系化された国際P2M学会を通して、 これからの複層化した仕事の組み立て、仕組み作りに生かしていきたいと考えて 入会させて頂きました。 学会活動への期待: 国際P2M学会の設立趣旨は、この時代において真に的を得た問題提起であると 同時に、非常に重要かつ難解な課題も多く含んでいると思います。研究対象領域 においても同様で、対象領域相互間、全体領域系においても同様な複層的、複雑性を抱えていると思います。但し、誰かがこの様な非常にチャレンジャブルな研 究領域に踏み込まない限りは、日本のPMナレッジは醸成出来ません。その意味 では、大変意義深く、期待が大きい学会が設立され嬉しく思っています。私がこ の数年抱えている−環境と経営とITの分野をP2Mで連携したい−との、漠と した思いがこれからスタートする国際P2M学会の活動を通じて、何らかのナ レッジを個人として生み出し、同時に共有化、協調化出来るならば、これほどの 価値はないと感じている所です。是非この様な場−コミュニティの提供−をお願 いしたいし、期待したいと思います。 * * * * * 「本学会発でグローバルな情報発信を」 学会参加の動機: 北米に1970年代から80年代にかけて15年間滞在して、日常の生活の面でも専門の 経済の面でも、個人主義的かつ専門分業的な発想や行動を学び教えた身にとっ
て、その後日本に戻ってから日本での生活や経済をどのように理解したらよいか が大問題であった。「個人vs組織集団」や「専門分業vs一般総合」といった一見
矛盾する概念や行動をTPOで使い分ける(?)日本的な物事の運営の仕方を何と 学会活動への期待: 現在、私は日本発の英語による国際情報発信活動を行っているので (www.glocom.orgを参照されたい)、その視点から「国際P2M学会」に期待するものは大きい。国際的な学会となるためには、他の学会にはないオリジナルな発想とディシプリンが必要であり、それが日本発で生み出されれば素晴らしいことなので、内容的には特に国際的に活躍する若手の会員に期待したい。その一方、私としては、学会の研究活動をインターネットの活用により英語でグローバルに発信する仕事をぜひお手伝いしたい。研究論文をできれば英語で、また日本語の場合は英語のサマリーを付けて、インターネット上で発表すれば、それだけでグローバルな情報発信活動になるという認識が広がることを希望したい。 * * * * * 氏名 : 小林 規威(こばやし のりたけ) 学会参加の動機: 敬愛する早稲田大学木下俊彦教授から勧誘を受け、日本企業の国際競争力を回復 強化するためのプロジェクト文化を創造しようとする国際 P2M 学界の趣旨に 賛同したからです。 学会参加の動機: 実践的な国際経営研究教育分野において本学界が果たしうる役割と将来の内外学術交流の推進について大きく期待しています。本学界が最近の流行である Globalization の波に押し流されることなく、しっかりとアジアの regional network に基盤をすえ、しかも米欧との関連を念頭に置きつつ holistic で integrated な研究教育を進め、有用有効な提案を世界に向けて行なってゆかれる事を強く希望します。 * * * * * 氏名 : 小泉 雅史(こいずみ まさふみ) 学会参加の動機: 国際P2M学会を設立に際しまして、心からお祝い申し上げます。私はシステム開発会社のCSKシステムズで人材育成を担当しています。システム開発の現場では数多くのプロジェクトが動いています。しかし未だにKKD(経験・勘・度胸)に頼ったプロジェクトマネージメントから脱却できずにいます。また、新しい事業分野であるITO、BPO分野ではこれまでのPMの概念では対応できな くなってきています。その様な中で、従来より範囲を広げた概念であるP2Mの最新動向を知り、実務でそれを活用できるPMをいかに育成するのかを私のテーマとして学会に参加しました。 学会活動への期待: システム開発では一般的にプロジェクト単位で仕事が行われます。しかし、その中で最も重要な地位にあるPMは、辛く報われない仕事だと思われており、PMになりたい社員が減ってきています。国際P2M学会では、プロジェクトにアカデミックな光を与える事で、成功したPMを作り、その地位の向上に貢献してもらいたいと思います。また、活動内容は学究的なものに留まらず、より実践的な内容に踏み込んで行くべきだと思います。その為に活動をよりオープンに、現場からのフィードバックを大切にしていくべきだと考えています。会員皆さんのこれからの活発な活動と実践的な成果に期待しております。 * * * * * 氏名 : 長谷川 泰司(はせが わひろし) 学会参加の動機: 仕事柄、情報システム開発の現場に立ち会うことが多いのですが、大半のプロジェクトで納期・コストの遅れが発生し、それを人海戦術で解決しようとしています。この風景は30年前と全く変わっていないどころか、更に悪化しているのではないか、と思われます。私は、情報システムが工業製品化していないこと、プロジェクトコントロールが的確になされていないこと、企画段階での検討が十分でないこと、が、これらの問題を引き起こしている、と考えています。本学会でそれらの課題に関する有益なご意見をいただけるのではないか、と期待して参加しました。 学会活動への期待: 情報システムの開発現場を、私は上記のように捉えていますが、それは情報システムが目に見えないこと、容易に複製できる製品(電子媒体上の製造物)であること、といった従来の工業製品にない特徴を持っている事にも起因しているのではないか、と考えております。P2Mのコンセプトは、従来のプロジェクトコントロールの考え方を更に進め、プログラムという概念を持ち込むことによって、全体最適化を取り扱おうとするものと理解していますが、そこではきっと、情報システムにおいても問題になっている、目に見えないものを見えるようにする、いわゆる可視化の視点が重要になるであろうと思われます。また、そのためには、モデリング技法や情報資源管理の考え方も必要になると考えます。そうした分野での学会内外での議論が高まることを期待しています。
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