感染症の世界的流行(Pandemic)の抑止対策
鳥インフルエンザ、天然痘のバイオアッタックなどの国際的大流行の抑止対策には、直接関係する感染地域や局所的医療研究ばかりでなく、行政、社会、企業、生活活動の広い領域でのP2M発想と管理が必要になり、マルチステークホルダーを対象として先進的な実践的モデル、システム、シミュレーション手法の確立が研究領域になる。

リーダー 出口 弘


〜 感染症の世界的流行(Pandemic)の抑止対策研究会開催のおしらせ 〜


エージェントベース社会システム科学研究センター平成十八年度第一回研究集会 

タイトル:社会シミュレーションによる新型インフルエンザに対するパンデミッ
ク対策プログラム&プロジェクト分析
主催:COE エージェントベース社会システム科学の創出:社会シミュレーション
グループ
共催:国際プロジェクト&プログラムマネジメント学会 http://www.iap2m.jp/
  :国立感染症研究所感染症情報センター http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

趣旨:
 鳥インフルエンザの人型変異による新型インフルエンザのパンデミックは、現
実の脅威として我々の社会に迫りつつある。これに対する対策プログラムは、医
療を基軸とするものであることは言うまでもないが、同時に勝れて社会的な課題
を含んでいる。
 我々は社会シミュレーションを通じて、感染対策が持つ多元的な構造を明らか
にし、多重の対策項目の組み合わせで感染がどのように制圧され、或いは蔓延す
る可能性があるかについての分析を提示し、広く新しいタイプの社会政策として
のパンデミック対策の可能性について問題提起を行いたい。
 我々は自律的に活動する主体に対してその活動の境界条件を与える種々の社会
的な政策をプログラム&プロジェクトマネージメント的視点から導入すること
で、パンデミック対策は社会的に対応すべきプログラムであると言う視点を、シ
ミュレーションとそれに基づく理論的分析から明確に打ち出していきたい。
 その上でパンデミック対策プログラムをどのように広範なステークホルダーを
含む具体的なプロジェクト群に展開できるかに関して、議論を深めていきたい。

 広くパンデミック対策に関連した専門家及び、シミュレーションによるパンデ
ミック対策の解析や具体的なパンデミック対策のためのプログラム&プロジェク
トマネージメントに興味のある方々の参加を歓迎いたします。

日時:4月19日水曜日
場所:東京工業大学すずかけ台キャンパス
J2棟16F 1601 エージェントベース社会システム科学研究センター
時間:午後2時−5時(予定)

http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/suzukakedai-campus-j.html
すずかけ台駅より徒歩5分 (◇は乗換え)
東京駅から
1. 〜JR渋谷駅(山手線)◇東急渋谷駅(田園都市線)〜すずかけ台駅
2. 営団地下鉄東京駅(丸の内線)〜大手町駅
◇半蔵門線大手町駅(半蔵門線) 〜すずかけ台駅


■申込はこちら  http://www.iap2m.jp/enquete/dev-deguchi.html