国際P2M学会 会長挨拶


 本学会は、2005年に発足以来「日本発のプログラムマネジメント」をキーワードに、あらゆる組織の企画事業に対して、構想からはじまり、計画、投資、組織化、実行、運営までのライフサイクル全体をマネジメントする学際的な方法論を研究しています。
 発足当初は、主に、プロジェクトの標準マネジメント手法を日本企業へ適用する際の課題の解決法を研究し、その後、非営利組織を含めた革新的な価値創造活動、いわゆるイノベーションのマネジメント手法を研究してきました。
 現在、インターネット上の多様な情報と人工知能やロボットを活用するデジタル変革時代を迎え、社会や産業の構造が大きく変わろうとしています。行政と産業界に対しては、少子・高齢化時代に適した社会システムの構築が求められ、経済の原動力となる企業の経営に対しては、SDGs(持続可能な開発目標)に代表される国際的視野の取り組みが求められています。まさに、本学会設立時に掲げた「専門領域を超え英知を結集し、全体最適、全体調和を目指して社会ニーズに応えねばならない。」が必要になっているのです。
 本学会は、現代社会が取り組むべき課題に対する解決策を研究するため、学者、研究者、実務家の知恵を交換する「場」を提供していきます。引き続き、みなさま方の学会活動への積極的な参加とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

令和元年(2019年)5月18日
会長  山本秀男

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