2024年度の新任役員が就任の抱負を語るー白井副会長

2024年4月20日に開催された年次総会に於いて、次の方が新しく本学会の役員に選出されましたので報告いたします。

副会長 白井久美子 ユニアデックス株式会社 常務執行役員 (学会理事)

白井氏は これまでP2M理論の研究及び普及にご尽力頂いておりますが、今後とも学会活動における一層のご活躍を期待しております。

つきましては、ここで就任のご挨拶を兼ねて新任の抱負を頂戴しておりますのでご紹介いたします。


BIPROGYグループ ユニアデックス株式会社
常務執行役員 CISO、CPO 博士(工学)

国際P2M学会副会長に就任して  白井 久美子

国際P2M学会の副会長という大役を仰せつかり、その重責に身が引き締まる思いです。
2005年の本学会創設以来、P2Mを利用したプログラムマネジメントの実践とその普及に携わってまいりました。産業界において自らプログラムマネジャの立場で、複数年にまたがる企業変革(DX)につながる戦略プログラムをデザインし、全社あるいは複数部門組織をまきこむ展開策として実装・実践を繰り返し実施してまいりました。プログラムマネジメントの実践を通じ、価値創造と提供につながるスキーム・システム・サービスのモデルを、後付けではなく、構想段階から現実のものとして提供する実業のなかで、『企業価値創造や人創り』にP2Mが有効であることを実感しています。

経営戦略プログラムとして、ありのままの姿から、あるべき姿やありたい姿を描き、パーパス、ビジョン、ミッション、バリューを実装、実現する組織マネジメントは、どんな時代、産業界にも普遍的に存在するものと考えます。プログラムの立ち上げでは大変な苦労があっても、その成果として財務ばかりでなく非財務のKGI/KPIを達成できたときの喜びはひとしおです。

昨今は、社会課題解決にむけたビジネスエコシステムの在り方の企画検討、DX推進、人的資本マネジメントなどの実務に従事しています。企業価値向上に貢献する、持続可能な企業経営、バランスのとれたESG経営をめざし、社員/顧客/社会/環境を考慮した全体最適プログラムはどうあるべきか?について、研究と実務・実践の両視点から考えています。

社会課題の解決に貢献するプログラム&プロジェクトマネジメント知識能力体系としてのP2Mの発展に会員の皆様とともに尽力していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。