「2014年度秋季研究発表大会」のお知らせ
更新: 2014/9/5
第18回国際P2M学会研究発表大会
The 18th Congress of International P2M Association
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「サービス社会・経済におけるオープンなイノベーションの 展望〜ビッグデータの活用」
〜公益と市場が共存できるビジネスモデルの創出とプログラムマネジメント〜
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大会は終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
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実行委員会は2014年の秋季研究発表大会を下記企画しておりますので、ご案内を予告させていただきます。
以下の大会テーマ趣旨をご参照いただき、論文投稿とご参加の予定をよろしくお願いいたします。
なお、研究発表コマ数は、4トラックで20コマ程度を予定していますので、早目にご投稿のご準備を推奨いたします。 |
■主催:一般社団 国際P2M学会
会長 東京大学名誉教授 吉田邦夫
大会実行委員会委員長 小原重信
■共催:国立大学法人 京都大学 学術情報メディアセンター
大会企画委員会委員長 喜多 一
副委員長 松井啓之
■今大会の午後の講演・パネルは非会員の方にも
特別聴講として公開いたしますので参加お待ちします
■開催日時
開催日と場所
開催日: 2014年9月27日 土曜日 9:30〜17:30
開催場所:開催場所:京都大学吉田南キャンパス 学術情報メディアセンター南館4教室
構内MAP(大会会場は86番の建物、懇親会会場は90番の建物)
■特典
プログラムマネジメントの神髄を分かり易く解説した新刊書
「実践プログラムマネジメント」吉田邦夫、山本秀男編著
定価2,000円+税を 特別価格1,500円(税込)です。
当日受付にて販売しますので特別聴講者の皆様には購読を推奨いたします。
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1. 大会の趣旨
グローバル社会経済の中で先進成熟国が成長と原動力を回復する鍵は、オープンなイノベーションである。その実現のためには、中長期的に社会的なインパクトをもたらす
「情報・メディアを活用した仕組み」とそれを動かす「人材育成」が要となる。
革新技術に国境はない。ビッグデータはサービス社会・経済における知的資産を活用し成果を産み出す有効な手段である。
その原動力はセンサーを備えて機器間ネット通信で情報を収集する「ものインターネット」と「サービス化」である。
2020年に世界のネット機器は12倍の300億台に達し、ガートナーは予測し、経済効果は1.9兆ドル(190兆円)と試算もある。
GPS、カメラ、センサーによる情報収集、蓄積、利用するためには、コミュニティ・プラットフォームなどを使い、
11億人が使うフェースブックや1年半で3億人もLINEなどSNSや広いサービスの裾野を動的に構成し運営できるクラウドも高付加価値化には欠かせない。
ワンクリックで必要なマンパワー、資金、情報を入手できる「起業家」のハードルは低くなり、新産業創生に「開発と市場の媒介役」となる人材育成に大学・公的機関の役割が期待される。
公益と市場を共存させるビジネスモデル・イノベーションにも多様な実績を浮上させている。
例えば、中小規模レベルでは、三次元プリンターを利用した個人ものづくり産業、クラウドファンディング、医療事業の遠隔サービスなどがある。
また大学を拠点とするオープンエジュケーション、知識融合型研究開発による医療都市構想やライフサイエンス・イノベーション、水素エネルギー社会、六次産業化、
スマート・シティ、防災都市研究などはその事例であろう。
総務省が公表した「情報通信白書」によると過去のデータ量の流通量は2005年から2012年までに5.3倍に拡大し、さらに2050年には50倍と予測される。
ビッグデータは、成熟社会、人口減少、高齢化、防災、など潜在力を高めるサービス社会・経済のあらゆる分野に新たなイノベーションをもたらすビジネス、
雇用のチャンスを産み出すと期待される。
例えば、日本の強みが弱みに劣化している社会インフラ、製造業、小売業、農業の四分野でもコスト要素だけでも7.7兆円のコスト削減効果が見込まれるとされる。
ビッグデータはP2Mが提唱するスキーム、システム、サービスモデルの構築の高度化に、強力なデータ分析サポートを提供する。
アジア・パシフィックでわが国に期待される大学院では、先進成熟国にしか提唱できない次世代革新リーダーの人材育成にビッグデータをプラットフォームとリンクする知的資産、
ICTコミュニケーション、P2M理論を深める大会が期待される。
一般社団法人 国際P2M 学会
会長 東京大学名誉教授 吉田邦夫
大会実行委員長 小原重信
大会企画委員会委員長 喜多 一
副委員長 松井啓之
2. 基調講演
梶田 将司氏 京都大学学術情報メディアセンター、情報環境機構教授をお招きして、 「オープンなイノベーションを推進する情報基盤ビッグデータ活用の現状と将来展望」をご教示していただきます。
先生は、知識基盤社会が成熟しつつある中、急激な社会構造の変化に対応可能なイノベーションは、
大学が知識創造と人材育成における社会・経済の拠点となり、広い裾野を持つサービスを動的に構成し、
提供できる情報・メディア基盤と高等教育システムの抜本的な刷新が世界規模で求められていると主張されています。
3. 大会スケジュール
3.1 会員による研究発表(論文公募)
「午前の部」 9:30〜12:00
下記要領にて会員より論文の投稿を公募いたします。研究発表は次の4トラックより選択ください。
非会員で投稿を希望される方は、学会への加入を条件とします。
アブストラクト締切:平成26年8月20日 タイトルと要旨300文字以内
論文投稿締切:平成26年9月5日(パワーポイントも可)
研究発表:20編程度を予定いたします。
投稿受付:アカデミーセンター国際P2M学会事務局 p2m-post@bunken.co.jp
宛メイル添付
投稿規程
書式サンプル形式で作成してください。
書式サンプル
本大会では、以下の4つの発表トラックを設定しております。
A トラック:オープンイノベーション
B トラック:情報基盤とサービス価値創造
C トラック:プログラムマネジメント
D トラック:その他
参考キーワード:ビッグデータ、情報メディア、プラットフォーム、
産学官連携イノベーション、情報革命と大学の役割
「昼休み」:12:00〜13:00
「午後の部」13:00〜17:30
3.2 会長挨拶: 13:00〜13:30
一般社団 国際P2M学会会長、東京大学名誉教授 吉田邦夫
3.3 基調講演: 13:30〜14:50
講演 「オープンなイノベーションを推進する情報基盤ビッグデータ活用の現状と将来展望」
講演者 京都大学学術情報メディアセンター、情報環境機構 梶田 将司 教授
「休憩」:14:50〜15:00
3.4 パネル 15:00〜16:30
テーマ 「社会価値を生み出すイノベーション方策とネット時代における産学官の連携」
モデレータ 京都大学 国際高等教育院副教育院長 学術情報メディアセンター 喜多 一 教授
先生は京都大学で全
学共通科目であるポケットゼミで「Physical Computing 入門」で基礎回路などを授業して、数人の学生チームが創造力を引き出す実験型教育とプレゼンを指導されています。
また、諏訪産業集積研究センター(SIARC)の設立メンバーで会長をされ、中小企業と連携して利用者参加のものづくりに協力されています。
学際的研究を多く手掛けられ、社会経済シミュレーションなどシステム工学的手法、情報教育・プログラミング教育とその情報環境の構成などです。
パネリスト 京都大学 学術情報メディアセンター、情報環境機構 梶田 将司 教授
パネリスト 京都大学 物質−細胞統合システム拠点 仙石 慎太郎 准教授
3.5 講演 16:30〜17:30
講演 「新事業創造―イノベーションの仕掛け術」
講演者 ドコモヘルスケア株式会社 竹林 一 代表取締役社長
経営の仕事は価値創造するための仕掛けをつくることです。
そのためには事業のよりどころとなる本質的な価値で木に「幹」を考え抜くことです。
それが経営者の「戦略」ですが、「組織」にモーチべーションの仕組みを組み込むことが成功要因です。
実行で迷った時には「幹」に立ち戻るようにしています。
事業の幹には、「知のエンジン創造」により、事業の拡大、メソッド、サービスを推進できますが、その原動力が「ひらめく、きらめく、ときめく」人間力です。
経営実践における駅のサービス化、ソフトウェア、EMS、健康・医療事業の経営事例として紹介いたします。
4. 参加費
● 参加予約の申し込み : 学会のウェブ受付にて参加予約をお申し込みください。
(発表者ならびに特別聴講者の方もこちらからお申込み登録をお願いします)
参加申込みフォーム
● 参加費用
会員 : 10,000円(社会人学生、代表発表者も含む)
非会員 : 13,000円
社会人では無い学生会員・大学院生 :3,000円
午後の部 講演とパネルの特別聴講 :2,000円(推薦者、推薦団体名をご記入ください)
参加費は当日、受付にて現金でお支払下さい。領収書の必要な方はご用意します。
● 「懇親会」 17:40〜19:30
費用 :3000円
会場 :吉田南キャンパス 「楽友会館」
(学術情報メディアセンター南館より南側徒歩5分、入口は近衛通り)
特別聴講者の皆様も是非懇親会にご出席くださるようにお勧めします。
懇親会場の京都大学樂友会館は文化庁の建物遺産に指定されているクラシックな隠れた名所です。